9月18日

早朝から授業なので、その予習に追われて、ランニングは断念。ランニングが最近滞りがちなのは、忙しくなったからということだけではなくて、最近腰痛がひどくなってきていることもあって、なかなかランニングが億劫になってきている。どこかに良い接骨院かマッサージ屋さんでもないものか。

午前中は授業。昼から、部屋に戻って、ニュースを見たり、本を読んだり。夕方から北京大学日本人会の新人歓迎会というものに呼ばれていたので、行ってみる。こういったイベントは留学中の学生の中には敬遠する人もいる。私もその気持ちも分かるけど、色々と情報収集するには、日本人の感覚と言語が一番通じやすい。ということで、参加。

200人ほどが参加しており、立食パーティーという感じだった。色々な方と知り合うことができた。予防接種、携帯電話会社の仕組み、日本料理屋の紹介、マッサージ屋の紹介など、色々と情報収集することができた。

ところで、留学というのは、ざっくばらんに言ってしまうと、大きく三つの種類があるように感じる。一つは、キャリアのワンステップとして留学に来ている人達。二つ目は、日本国内の息苦しさからの逃避、国外への永住を求めてくる日本人系の移民。最後に国内キャリアからのドロップアウト組。来る人の背景は様々だが、留学している人のタイプはだいたい決まって来る。だからどうだとうわけでもそれほどないけど、こう分けてみると、出会うべき人間と出会わない方が良い人間なんかが分かってくるような気がする。

ニュースなんかを見ていると、今の中国北京はちょっと面白いなことになってきているらしい。まずは軍事パレード。市街は今日の夕方から予行演習が行われているらしく、規制が厳しくなってきている。取材もできない様子で、日本の記者がホテルから撮影しているところを当局に捕まり、暴行を受けたとのこと。大変だ。

中国政府の方では、15日から続いた第17次四中全会が今日で閉幕している。おもしろい点としては、講和の中で改革開放以前の執政の影が更に薄まってきていること、そして党内民主を強調していることである。ただ、党内民主についていえば、以前から注目されてきているし、共産党自身も声高に提起しているものの、具体的な政策や変化はいまだでてきていない。

他方で、日本の鳩山政権も最近本当に気になるところ。とくに政策決定過程の改革なんかは本当に見所。国家戦略局がどんな形をとってくるのか、その出現で本当に「脱官僚」が実現するのか?なんかは気になる。でも、次官協議の廃止、官僚定例記者会見の廃止などがいろいろと物議を立てる一方で、政府の姿勢にも揺らぎが生じている模様。官僚の自由な記者会見の制限などはちょっとやりすぎていると思うけど、提起してみること自体は悪いことだとは思わない。この機に実験的に色々試してもらいたい。今の民主党改革の方向性とやり方次第では、今後二大政党制という形になるとしても、民主党改革からの以前の体制への揺り戻しという現象が振り子のようにはいかなくなる可能性もある。良い意味でそのようになってほしいと期待したいところ。なんだかんだ言って、私は民主党政権も悪くないと思っているみたいだ。