9月23日
早朝からランニング。朝食は仲良くなった職員の人たちと話しながら食べる。彼らも毎日これほど汚くなる宿舎の掃除をするのは大変らしい。
授業の予習をして、授業に出席する。北京大学に来て思うが、留学生の質は思っていた以上に高い。たとえ私費留学生としても、レベルが高い学生が集まっていると思う。やはり韓国人は集団で行動しているが、その中にあっても、個人の能力は高い人ばかりだ。クラスの中でも、私はちゃんと勉強しているつもりだけど、何人かのクラスメートには準備がかなわない。早速、中国語でのプレゼンテーションの課題を投げられたので、やらなければいけない。金曜日に私の番らしい。
昼ご飯はクラスメートと会食。アメリカ人、中華系ノルウェー人、リビア人といった顔ぶれで、話題はどうなるのかなと興味があったけど、共通の感心が日本にあったらしく、日本についての話し。その中でも全員男だということもあり、女性のタイプの話しになる。日本人、韓国人女性は本当に人気らしい。以前中東の方の人間に、日本人、中国人の女性の顔はおかしいといったことがいわれたけど、まちまちなんだなぁ。
今日は待ちに待った牛軍の授業。三時間ぶっ続けの講義である。建国から現代までの中国外交を概観する授業である。教室は150人程座れるはずが、超満員で20分前に行ったにも関わらず、私も立ち聴講ということになった。まだまだ理解度が低く、中国語の聴力を鍛えなければいけない。半年後には聞く分はだいたい克服したいのだが・・・。
鳩山首相が外交デビューをした。「友愛」というキーワードで理念全面出しの外交を目指すようだが、日本で報道されているよりは海外での注目度は低いようだ。おそらく、オバマ大統領のインパクトが大きすぎて、その影に隠れてあんまり注目されないんだと思う。でもその中でもとりわけ注目されているのが、米国との距離の取り方みたいだ。中国でも米国でも鳩山政権のアジア共同体への意欲をはっきり表明したのには、結構びっくりしたんだろう。また2000年代前半のような気運が盛り上がる中で、日米中の微妙な駆け引きが始まるのかもしれない。
が脳と機械を結ぶブレーン・マシン・インターフェース(BMI)技術を使って、脳卒中患者の機能回復を図る新しいリハビリ方法を慶応大のグループが開発に成功したとのこと。昔予備校講師が、未来は念力で全てが動くのかもしれない、と冗談半分に言っていて、そんな未来は百年後だろうと思っていたけど、近いうちに来るのかな?攻殻機動隊のような世界が来るのかもしれない。生命体として、身体的な完全性よりも、記憶の継続性なんかが人間の本質に切り替わっていくのかもしれない。