3月27日

起床する。昨日の飲み会での爆発的なアルコール摂取にも関わらず、リバース及びウコン作戦が功を奏したのか、比較的目覚めは良い。朝から作業する。それから、中関村に行き、iPhoneのタッチパネルの修理に行く。アップルの純正品の取り替えを予定していたので、高いのは覚悟していたが、これほど高いとは・・・。タッチパネルの交換だけで1万円を越した。アップルはグローバルサポートが充実している点で有難いが、値段に関しても国境は関係ない。仕方の無い出費である。昨日の暴挙の仕打ちである。昨日の飲みが壮絶だったのか、友人数人から、お見舞い、というか「お前大丈夫か?」的なメールが届いている。他の友人からも私の記憶に残っていない発言を問いただされるなど、自分でも呆れてしまうことをしていたようだ。

昼から、こちらに来ている日本人学部留学生数人に向けて、卒業論文制作に関するちょっとしたアドバイス会のようなものを開く。彼らの大学には、大学院生がおらず、そうしたアカデミックライティングの基礎を学べないそうで、そのことを懇願してきたので、二時間程時間をとってやってあげた。私自身、論文作成については模索中で、まだまだ分からないところは一杯あるけど、その考えをまとめる意味でも良いことである。

宿舎に戻り、作業。夜まで作業。ルームメイトは日付が変わる頃に寄宿。色々と話す。彼らの中国国内移動というのは、そもそも戸籍制度などである程度制限がるのだけど、それ以上に制限されているのは、経済事情が大きいようだ。彼らの話を聞いていると、映画『孔雀』の閉鎖的な社会が未だに中国でも存在するように感じる。中国人の生活はそれぞれの単位の中である程度完結している。その空間が彼らの生活の大部分を占める。大学生ならば、大学という単位の中で縛られている。