9月11日
早朝、ランニング、トレーニング。昨日の火鍋は高級だったせいか、お腹にくることはなかった。しかし、ここ一週間で火鍋を三回も食べることになるとは、火鍋攻めにでもあっているかのような気分。なんだ火鍋攻めって?トレーニング場の筋肉コミュニティが若干鬱陶しいこのごろである。やたらと筋肉を張り合わせてくる。そのトレーニング場には高い鉄棒があるため、私は元器械体操部員ということもあって、色々とできるため、その鉄棒で若干遊んでいる。そうすると、彼らの闘争本能に火をつけたのか、彼らがやたらと私の方をみて、筋肉を誇示した動きを起してくるのだ。被害妄想か?まぁいいや。
朝にはクラス分けが発表された。週20時間も中国語を学ぶらしい。かなり学べそうである。12月には新版HSKの中級試験があるようなので、そこで「優秀」を獲得することを目下の目標にしよう。
午前中は大学の近くの大型書店に行った。さすがは北京大学、付近に充実した書店の量らしい。それにしても、書店がなかなか分かりづらいところにあり、ちゃんと注意しないと発見できない。そこでは、華東師範大学国際冷戦史研究センターが編集している、『冷戦国際史研究』シリーズが3ー7まで置いてあったので、全て買った。その他色々と購入。
帰宅して、読書を始める。北京大学と華東師範大学は中国における冷戦史研究の中心といってもよい立場にあり、そこではアメリカの国際関係史研究を標準としたアプローチをとっている。そのため、『冷戦国際史研究』では档案館資料の史料批判が充実している。流石は!と言った感じ。ただ、いざ読んでみると月並みなことしか書いていないのにがっかりするが・・・。日本ではなかなか史料批判まで踏み込んで書いてある雑誌は少ない。殊、冷戦史に関しては皆無であろう。
今日書店で見つけて、おもしろいと思ったのが、北島・李陀『七十年代』(三联书店),2009年である。現在成功している知識人たちの70年代体験をそれぞれ31人分記したものである。彼らは基本的に80年代に頭角を表し、90年代に開花した人達(だいたい40、50年代生まれ)である。では激動の70年代は彼らにとってどのような時期だったのだろうか、非常に興味深いところである。これから読んでいくのが楽しみである。
夜には、また動画漬けになる。本日は映画をみていないということで、松本人志監督の『大日本人』を鑑賞。ウルトラマンのようなヒーローが産業として現実化した現代日本を描き出す。設定やギャグセンスなどはかなりおもしろい。ただ、世間の評価が低いのも頷ける。それはメディアがポスト北野武として松本の本作品を位置づけたからだろう。これはそんな崇高なものではない。ごっつぇぇ感じの延長に位置づけると、かなり作品として楽しめる。とはいうものの、松本なりの社会風刺がところどころ垣間見えるのも、テレビ番組ではみられないが・・・。
アップルCEOのスティーブジョブズが復活したらしいが、復活後の彼の写真を見てびっくり・・・。かなりやせ細ってしまった。もうおじいちゃんではないか・・・。いつまでも彼は若くないんだな。とてもショックをうけてしまった。