9月16日

早朝から中国語の予習にあてて、それから中国語に参加。授業では、隣り合わせたハワイ在住のサーファー留学生と仲良くなる。「ワイルドで良い奴」といった感じの人だ。

昼から、以前の食事会で知り合いになったこちらの中国人大学院生と一緒に北京市街の書店周りをする。西単の大型書店はもちろん、胡同にある三連書店や中国書店などにも足を運ぶ。4冊ほど購入。

新刊ではあるけれど、面白そうな本を発見した。その名も『訒小平と陳雲ー十一次三中全会前後』(中央文献出版社、2009年)。訒小平が1978年の改革開放で一番大きな役割を果たしたのは疑問の余地は無いが、その土台作りや訒小平の政治指導を支えたことで陳雲ほど役割を果たしたのはいないのではないだろうか。例えば、四人組逮捕などでの陳雲の存在感の大きさは歴史的にも大変大きな論点である。その解明も進んでいないが、この本ではどの程度その真相に近づけているか、大変読むのが楽しみである。最近、多くの本を買っているが、消化していないので、ちゃんと読んでいかないといけない。

ニュースを眺めていると、どうやら日本の鳩山政権の閣僚メンバーが決定したようだ。だいたい事前に予想されていた通りの布陣である。その影に隠れてはいるが、自民党の総裁選も少し楽しみ。谷垣氏や河野氏などの世代間競争などが取沙汰されているようだけど、私はその票の移動の仕方に興味がある。若い世代では「世代」という論理で動いているようだが、谷垣氏に票が集まりだしているのは、やはり派閥の求心力が強い模様。