12月16日
朝から授業へ。夕方から久々にプールに行って、泳ぐ。しかし、相変わらず、人が多くて、さらにみんな泳ぐのがヘタクソで、プールの中に秩序というものがない。とにかく、人にぶつかることが多い。時には、コースを横切るおじさんもいる。そして、泳いでいる途中に、プールの中の水をよく見るのはよくないこと。プールの中にはさまざまな浮遊物が存在するからだ。ちゃんと泳げたらな〜。それにしても良い運動になった。
こちらにいると、「人が多すぎる」と思うことがよくある。最近の砕けた日本語で表現すると「人多!(ひとおぉ!)」である。中国語で表現するなら、「人太多了!」である。しかし、これこそ似て非なる物で、日本で見る人の多いレベルは半端無く違うのである。さらに、日本では人が多いにしても、皆秩序を守り、できるだけ混乱をさけようとするが、こちらでは各自が自己利益追求の姿勢を崩さず、結局秩序というものが存在せず、交通渋滞やプール内渋滞など全体にとって非効率な状況が多々出現するのである。
ところで、これほど多くの人間が周りにいると、自分の存在感が薄まった感じがする。「自分がいなくても、この世界は平気で回るんだろう」ってちょっと鬱気味の人が言いそうな台詞がこちらでは、正常な精神状態で悪い意味も無く頭によぎる。良い意味で言えば、身体が軽くなった感じがする。中国人の自己主張が強いのは、そうした雑踏の中で希薄になった自分の存在を取り戻すことためのようにも感じる。
ちなみに、私はこのブログでよく中国の皮肉を言うけど、最近は中国にも慣れてきて、いいかもなぁ〜なんて思ってきている。