1月7日

朝からテスト。昼にはこちらでお世話になっている先生にお昼に連れて行ってもらい、こちらの大学院生などを紹介してもらう。美味しい羊肉の火鍋屋さんとロバ肉サンドイッチ屋さんに行く。どちらとも大変おいしかった。「次は犬肉に挑戦だ」と先生は張り切っていた。さすが、中国5000年の歴史を研究している先生だけあって、スケールというかノリがでかい(たしか専門は五代十国時代だった)。

昼から部屋で作業して、夕方には言語パートナーと夕飯を食べる。中国人でも最近の寒さはこたえるようで、体調が悪いという。私は、栄養補助剤(ニンニクエキス配合)のおかげで、万全元気である。

小沢征爾の入院とコンサートのキャンセルについてNYTでも新華社でもかなり大きく報じられている。日本ですごいすごいとは言われているけど、海外でもこんなに人気なんだな。音楽音痴な私でも、小沢指揮のベートーベンのシンフォニーを聞いた時にすごいと感じたことがあるくらいだからなぁ。

年末年始に掲載されたWSJとNYT紙におけるクルーグマンの中国金融政策批判に対して、中国の新華社が反論をしている。ノーベル賞受賞学者の発言の重みを危惧しているようで、在野にいながらアメリカ政府と同じようなことを言うのはどうなんだ!と文句いっている。しかし、私からすれば、新華社の方こそ、政府系の新聞が在野の人物の発言に対して、そんな立論をする方が間違っているように感じる。クルーグマンは、少なくとも中国メディアよりは政府に肩入れしていないように感じる。

最近、雑誌サイゾーをオンラインで読むことにハマっている。とりわけ、メンズサイゾー。「エロ賢いがカッコイイ」のキャッチコピーで、芸能界の裏情報などをやらしく突きつめる。世界風俗巡りなどはネタなのか、と思うのだけど、真面目にやってるところが面白い。もともと芸能情報などには全く興味もなかったのだけど、最近はなぜかジャニーズについてちょっと詳しくなってしまった・・・。まじめな話しでいうなら、地域研究者として中国の社会に入り込むなら、ジャーナリストの手法を取り入れる必要があると認識して、最近は雑多なジャーナルを読むようになった。彼ら独特の嗅覚と視点、そして軽快なフットワークには、座学が基本とされている中国研究のアカデミズムも取り入れていくことが必要なのだと思う。