7月23日

朝からランニングとトレーニング。今日は特に暑い。35ー38度まで上がるようだ。もう耐えられない・・・。朝から自習室に避難するも、そこは韓国の植民地で寝ている人がたくさんいる。

昼は、この留学を通じてすごく仲の良かった韓国人が送別会を開いてくれた。といっても二人で焼肉を食べにいくというものだけど。肉を食べて、マッコリを飲んで、良い気分。大学に戻ると、再び自習室へ避難。

夜は、こちらで仲の良かった日本国籍の華僑の人とご飯。焼き鳥を頬張りながら、別れを惜しむ。帰宅すると、またまた自習室に避難。早くクーラーの効いた日本でゆっくり寝たり、おいしいものを食べたりしたい。夏の北京は地獄である。

ニューヨークタイムズに愈可平に関する記事が載っている。結構彼のことを評価しているように見える記事だけど、私個人的には、彼の言っていることには、それほど期待はよせていない。その期待の薄さは彼と体制との距離感からも、言っていることの空虚さからもくるものだ。彼よりかは、やや保守的ではあるが、蔡定剑の方が(体制には近いものの)人代改革などが実効的だし、良い議論をしている。民主化とは空虚で実を得ないスローガンであってはならず、重みと実効性のある制度として体制に根付かなければならない。中国の民主化で村上春樹のエルサレム演説で使われた卵と壁の比喩がよく使われているのを見るけど、私個人的には、刘晓波のように壁に向かう卵であり続け、卵の再生産を志向する考え方もあるが、それが体制に働きかける力が無いままであれば、意味がない。壁を作っているのも、また卵である、という村上春樹の言葉に注意するならば、体制に近づきながらも、実質的な変化を促す地味ではあるが、力を持った行動がより必要ななんだと思う。その意味で私は蔡定剑のような論者を評価している。また、そんな風に考えるなら、以前からちょこちょこ言っている中国モデルの論者たちは、卵を壊すような壁を補強しようという議論でしかないように私は考える。

最近暇なのでのろけてしまい、マンガ喫茶に行っては新しいマンガを読んでいた。反省の意味も込めて、短いレビューでも書いていこうかな。