9月29日

早朝目覚ましで目覚めるも、身体がだるく、風邪の諸症状がもろに出ているので、少し横になりながら、休みことに。授業は欠席したくないので、遅ればせながら、授業の用意をして、授業に出る。

日本の風邪薬を昨日から服用しているが、あまり効果が出ないので、中国の良く効くと言われている薬を購入。服用。すると、数時間も経たないうちにだいぶマシになった。さすが中国。なにか副作用がこないか心配だけど・・・。

夕方から知り合いの中国人と夕食をする。留学生用の弁論大会なるものが北京大学の国際文化祭にて開催されるらしいので、中国語の訓練のために出場してみようかと思う。それで中国人のパートナー(おそらく原稿添削役)が必要ということなので、そのパートナーの依頼を夕食を食べた中国人にすると快諾してくれる。彼は、山登りサークルで出会った法学院の修士学生である。山登りサークルに入ってよかった。法学院といえば、李克強の出身学系である。優秀な人が揃っている。その人も来日したこともないのに、日本語がとてもうまい。添削係にはぴったりだ。

夕方から図書館で色々と作業。10時半まで図書館が開いているらしい。なんとも便利。そして開館はなんと6時半から。いやいや、中国の大学環境は恵まれているなぁ。

北京はそろそろ肌寒くなってきたところで、授業に出ても、鼻をすする人、咳き込む人などがでてきている。私もその一人である。実は私は四季の中でも、秋は特に好きで、秋の朝は格別に好きである。からっと晴れた秋の朝は。気温が低めなので、空気に緊張感があって、すっきりしている。北京でもそれを期待していたのだけれど、北京の秋の朝はそうでもないらしい。いつもどんより曇り空で、朝は霜が降りている。そのため、日本の秋の朝のようなさっぱりした緊張感はない。それでも、ランニングの際に見える朝の緩やかな日光に照らされる柳なんかを眺めることは、かなり趣があって、良い。北京の秋の朝も悪くはない。

以下は気になったことを列挙。

民主党政権の一つの重要なキーワードである「脱官僚」について、産経新聞に竹中平蔵が寄稿していたが、「官僚依存の脱官僚」と皮肉っている。先日ブログにも書いたが、私も概ね竹中論に賛成である。もうひとつ付け加えるとすれば、官僚の硬直したプロモーションシステムやキャリアシステムにメスを入れようとする民主党の政策は基本的に賛成である。ただし、その結果が単なる官僚たたきに終わってしまっては、これまでせっかく蓄積されてきた官僚システムの利点が損なわれてしまう気がする。例えば、「天下り」前提の肩たたきを禁止とある。そうすると、人事の流れがだぶつくだろう。あるいは、公募の名の下に天下りが許されている現状に変化がないかもしれない。もっと悪い結果があるとすれば、今の官僚たたきが加速され、いまでさえかげりのある職業としての官僚が、より魅力のないものになり,官僚機構の質の低下が予想される。官僚のシステムを変化させるならば、あるべき官僚の姿なるものを提示してほしいものである。例えば、大前研一が言うような、官僚の免許更新システムと給与体系の大幅変更などは代替案として十分考えても良い事だと思う。官僚システムの改革が単なる官僚たたきに終わらない工夫はちゃんととられるべきだと思う。

谷垣さんが自民党総裁に就任したそうだけど、その人事がかなり好ましくない。私個人的には谷垣さんは嫌いではなかったけど、今回の党役人事などにはがっかりしてしまった。国民や世論、時代が今の自民党に期待しているものをちゃんと汲み取ってほしいものだ。

ベルルスコーニの失言が止まらないのがおもしろい。日焼け発言はセンシティブだけど、前から言うようにそれくらいワルなら、国民もすっきりするだろうな。

某出版社からいくつかテーマを設定し、イメージにあった写真を撮影してほしいと相談された。私には写真技術はないけど、おもしろそうなので、引き受けてみた。空いた時間を使って頑張ってみようかな。